とある名無しさん(匿名さん)からの投稿
密教占星術の種本
今回匿名の名無しさんから当考察室へ提供いただいた資料は、「密教占星術」がパクリだといわれていることへの暴露記事であります。
各Pを見ていただくとお分かりになりますが、原本からの引用がほとんどであり、桐山氏が著書の中で述べている主張が嘘だというのが
分かります。またしたらばでも文字で説明されていますが、占いに詳しい人はこの桐山氏が主張・引用している占いは{密教占星術」ではなく
ただの「九星気学」の方だということが分かります。
つまり、占いの名称を変え、また秘法・秘伝のような恭しい言い方をしてもそれが他所からのパクリだということがこれで証明されました。
今回の暴露情報は、
密教占星術U
著者 桐山靖雄 出版社 平河出版社
初版発行 1978年3月20日
・九宮占断口訣
・霊祟秘伝口訣
・宮と星・掛けの秘伝
のネタ元です。
九星象意は石寺広之助著「運命は企画し得る」からの引用であることは、密教占星術Uに書かれていますが、これ以外は全くの不明でありました。
しかし今回の情報提供により、全てのネタ元が判明しました。
中でも「霊崇秘伝」は桐山氏の霊感により感得したものでないということです。
信者さんの中には、霊祟秘伝は桐山氏が霊感で作ったと信じている人もいるでしょう。
しかし、霊崇秘伝は明治期に九星などの占いやまじないの本を数多く出版した陽新堂主人(大畑裕)という人の著書が種本となっていました。
陽新堂主人(大畑裕)は、大衆娯楽向けに書いた本が多く、「霊崇秘伝」が載っている「九星陶宮術秘密奥傳書」には
・小便に繁く行く人を看破する秘術
・秘婦のあるを看破する秘術
・女房に負ける男(を看破する秘術)
・汽船の来るか来ないかを看破する秘術
・海水の清濁を看破する秘術
といった、どうでもよいことや、卑俗なことを題材にした占例が掲載されています。「霊崇秘伝」は、こういう類の本に載っています。
今の感覚でいえば、雑誌の占いに毛が生えた程度のもので、霊崇秘伝もうさん臭い占法です。
また「霊崇秘伝」により「霊障あり」と出て来ると解脱供養や冥徳解脱供養を申し込ませるケースが多く、この手法が阿含宗で使われているということです。
つまり、この単なる「九星占い」を根拠に「崇りが有る」といって解脱供養を申し込ませているということは「霊感商法そのもの」といえます。また、教団では信者にこの占いを教えALC資格者に行わせています。
そのALC資格者はほとんどが信者であり、信者はこの占いを以って相談者の相談に応えます。
そこで、もし「崇りあり」と出たら資格者が相談者に「貴方に霊障がある」とか「成仏してない先祖が掛かってますよ」
「ご供養を求めていますよ」などと言い、信者勧誘の手口にしたり、解脱供養を申し込ませる手段となっているのが現実です。
ただ、信者はこういう裏事情も知らず、教祖の指導に従っている部分が多く、また仏陀釈尊が占いを禁止していることさえ知りません。
悪意がない・無知ゆえにコントロールされている信者の状態を思うと、
如何に教祖はとんでもないことを信者にやらせているという悪質な人間で有るかが分かります。
皆様に考察のための検証物となることを、願ってやみません。
この本は現在八幡書店で購入できる本です。
復刻版となっていて、古書の復刻ですから
当時の内容とほとんど同じです。
せひ、考察・検証にお役立てください。
「大気現象 定本・正しい年月日時盤の占い方」に掲載の斎藤擁道氏の日盤鑑定オリジナル日盤鑑定は望月治氏の「奥免伝」になり望月氏が最初に公開しています。
1.四断掛け占いの種本
「大気現象 定本 正しい年月日時盤の占い方」
著者 望月 治 出版社 鴨書店
初版発行 昭和47年(1972年)12月15日
(写真は復刻版)
2. 「霊祟秘伝」の種本
九星陶宮術秘密奥傳書
著者 陽新堂主人 発行所 春江堂
初版発行 昭和3年4月25日
3. 秘伝実験神仏霊妙開運大秘書復刻版
著者 陽新堂主人 出版社 八幡書店
2004/03 復刻版出版
桐山氏のパクリの集大成「密教占星術U」